日本の橋梁は、戦後の高度経済成長期に数多く建設されました。
それから70年近く経過した今も、
当時建設された橋梁がこの国のインフラを支え、
多くの人々の生活や命を守る大切な役目を果たしてきました。
しかし、経年劣化による老朽化や、
阪神淡路大震災や東日本大震災などを含む数多の自然災害で
甚大なダメージを受けたことによる崩落事故等の危険性が叫ばれており、
日本の大きな課題となっています。
今後10年間で建設から50年以上経過する橋梁の割合が
加速度的に高くなり、
全体の約65%に達する見込みです。
さらに、南海トラフ大地震をはじめとする
日本が避けて通れない災害が待ち受ける中で
人々の生活や命を守る橋梁という大切なインフラを
このまま危険にさらしておくわけにはいきません。
村瀬工業は昭和40年に建築用金物製造業として始まりました。
日本で叫ばれる橋梁の課題に向き合ったとき、
これまでの技術を活かして橋梁の長寿命化に貢献できないかと
橋梁修繕を主体とした事業を開始しました。
構造物の耐震補強部材の製造を専門としていましたが、
より安心で安全な品質の保たれた補強工事が行えるよう
耐震補強工事および非破壊検査まで
自社で一貫した工事ができる仕組みを確立しました。
この国には耐震補強が必要な橋梁が多く存在します。
災害時にも緊急車両が通れる橋、
人と人、街と街を繋げられる橋、
大切な橋梁というインフラを、
村瀬工業が培ってきた技術力で守っていきます。